葬儀の基礎知識
親の葬儀はどうする?後悔しない終活とお金の話

「親の葬儀、考えたことはありますか?」
そう聞かれて、すぐに答えられる人は多くありません。
北海道で暮らすご家族からも、
・気にはなっているけど、何から考えればいいかわからない
・親が元気なうちに話すのは、気が引ける
・お金の話は生々しくて避けてしまう
といった声をよく耳にします。
ですが実際の現場では、「もう少し話しておけばよかった」という後悔の言葉がとても多いのです。
終活や葬儀の話は、不安を煽るためのものではありません。家族が迷わず、悩みすぎずにいられるための準備です。
このコラムでは、北海道の葬儀事情を踏まえながら、「知っておくと本当に助かること」「今すぐ全部は無理でも、これならできそうと思えること」を、できるだけ具体的にお伝えします。
目次
なぜ「親の葬儀」の話は後回しになりやすいのか
葬儀や終活の話題が後回しになるのは、決して珍しいことではありません。そこには、多くの場合「親を思う気持ち」があります。
・不安にさせたくない
・縁起でもないと思われたくない
・まだ元気なのに、失礼ではないか
特に北海道では、「自分のことは最後まで自分でやる」「子どもに迷惑はかけたくない」という考えを持つ親世代も多く、子ども側が遠慮してしまうケースも少なくありません。
しかし現実には、いざという時に判断を任されるのは、ほとんどの場合子ども世代です。
多くのご家族が、あとから口にする「あの一言」
葬儀を終えたあと、ご家族からよく聞く言葉があります。
それは、「まさか、こんなに急いで決めることになるとは思わなかった」という一言です。
深い悲しみの中で、葬儀の形式、日程、費用、親族への連絡など、次々と判断を迫られる現実。その中で、「親は本当は、どんな形を望んでいたんだろう」と悩まれる方は少なくありません。
事前にすべてを決めていなくても、「少し話したことがある」「なんとなく聞いたことがある」 その記憶があるだけで、判断の重さは大きく変わります。
北海道の葬儀費用と、思っていた以上に大変な現実
一般的に、葬儀費用は100万〜200万円前後がひとつの目安とされています。北海道も大きくは変わりませんが、地域ならではの事情が影響することがあります。
まず挙げられるのが、移動距離と気候です。 北海道は広く、親族が道内外に分散していることも多いため、日程調整が難しくなることがあります。
北海道の冬の葬儀で、実際に起こりやすいこと
特に冬場は、積雪や凍結によって、
・移動に時間がかかる
・高齢の参列者の負担が大きくなる
・遠方の親族が集まりにくいといった状況が起こりやすくなります。
そのため最近では、「無理に人を集めない」「家族だけで、落ち着いて送る」といった家族葬・小規模葬を選ぶご家族が増えています。
これは簡略化や妥協ではなく、北海道の暮らしや気候に合った、現実的で思いやりのある選択だと言えるでしょう。
親のお金のこと、どこまで共有すればいい?
終活の中で、特に切り出しにくいのが「お金」の話です。ですが、すべてを細かく把握する必要はありません。
実際に、「これを知っていて助かった」と言われることが多いのは、次のようなポイントです。
・葬儀費用として使える貯蓄があるかどうか
・生命保険や共済に加入しているか
・通帳や重要書類の保管場所
金額を聞かなくてもできる、終活の第一歩
「いくら残しているのか」を聞く必要はありません。それよりも大切なのは、親が“考えているかどうか”を知ることです。
たとえば、
「葬儀のことって、何か考えてある?」
「自分たちに任せるつもり?」
そんな聞き方でも十分です。
方向性が分かるだけで、その後の判断は驚くほど楽になります。

終活の話は「段取り」より「気持ち」からでいい
終活というと、「エンディングノートを書いて…」「 葬儀の内容を細かく決めて…」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
ですが、実際にはそこまでできていなくても問題ありません。
また大切なのは、「一度で全部決めようとしない」ことです。
たとえば、
・知人の葬儀の話題をきっかけにする
・テレビや新聞の記事に触れながら話す
・「もしものとき、どうしてほしい?」と気持ちを聞く
こうした自然な入り口からで十分です。
葬儀の形式、費用、想い。
すべてを一度に話す必要はありません。少しずつ、何度かに分けて共有していくことが、結果的に家族の安心につながります。
葬儀社に事前相談するという選択肢

「まだ元気なのに、葬儀社に相談していいの?」
そう感じる方も多いですが、実際には事前相談を利用するご家族は年々増えています。
事前相談で「決めなくていい」こともたくさんあります
事前相談は、契約の場ではありません。また、すべてを決める必要もありません。
・具体的な日程
・細かな演出
・最終的な規模
これらは、その時になってからで十分です。
事前相談の目的は、不安を整理し、選択肢を知ること。「何も決まっていない状態」でも、安心して相談できる場です。
まとめ|話すことは、親を想うこと

親の葬儀や終活、お金の話は決して簡単ではありません。けれどそれは、親を大切に思っているからこそ悩むテーマでもあります。
完璧に決めなくて大丈夫ですし、全部話せなくても大丈夫です。
「少しだけでも気持ちを共有できた」
その積み重ねが、残される家族の負担を確実に軽くします。
北海道で葬儀を考えるとき、地域に寄り添い、家族の想いを大切にする選択肢は必ずあります。私たちは、事前相談から、もしもの時まで、安心して任せていただける存在でありたいと考えています。







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