葬儀の基礎知識

【作り方・使い方】エンディングノートとは?室蘭市における終活

室蘭におけるエンディングノートの使い方

エンディングノートをご存知でしょうか。誰にでも訪れるもしもの時に備え、自身で作成しておくものです。終活というテーマが現代社会に浸透してきている昨今、エンディングノートの書く方も増えているようです。今回は、エンディングノートの作り方や使い方、書くべき内容、然るべき保管場所等をご説明いたします。

エンディングノートとは

エンディングノートとは?

エンディングノートとは、自身にもしものことが起きた時、ご家族はじめ身近な方々へ伝えておきたいことをまとめたものです。終活ノートとも呼ばれます。ちなみに「もしものこと」とは自身が亡くなることに限りません。例えば、病気で寝たきりの状態になってしまったり、何かの症状で自身の言葉や感情を周囲へ伝えることが思い通りにならなくなってしまったりした時も含まれます。終活という言葉が広く知られるようになった今、高齢の方々だけでなく若い方々も含め、いわば誰が書いていてもおかしくないものなのです。

エンディングノートと遺言書は違う?

エンディングノートについて「遺言書とどう違うのか」という疑問を持つ方も見られます。遺言書とは、財産を持つ自身が死後その財産をどのように処理していくのかを伝える書面で、法律に基づいた厳しい規律もあります。一方、エンディングノートは法的な効力を持たず、自身のお願いや思い出を綴るものです。エンディングノートは遺言書より自由度が高いものと言えるでしょう。

エンディングノートはどこで買える?

町の書店でエンディングノートは販売されています。内容やレイアウト、ノートのボリュームは各出版社によって異なります。本屋さんに並ぶエンディングノートを数冊手に取り、書きやすいと感じるものを選ぶのがベストです。また、めもりあるグループ(室蘭市民斎場 雲上閣)では、エンディングノートを無料で配布しております。お求めの際はご来場いただくか、郵送・配達も行っておりますので、どうぞお気軽にお問合せください。

【作り方】エンディングノートに書く内容とは

エンディングノートに書くおすすめの○項目

「エンディングノートを書いてみよう」といざ思ってみても、初めての場合は何を書くべきか悩み、なかなか筆が進まないという方も多いことでしょう。ここでは、一般的なエンディングノートに書かれる内容から特に書くべきおすすめの項目をご紹介します。

自身の基本プロフィール

自身の基本プロフィール

・氏名 ・生年月日 ・現住所 ・本籍地 ・家族構成 ・学歴 ・職歴 ・ほか血液型や旧姓など

実はこの基本的な情報が最も重要かもしれません。

健康・介護・治療について

持病や病歴ほか、かかりつけの医院や信頼できる医師の名前などを書いておくとよいでしょう。また、終末医療の希望などを書いておくと、家族や身近な方々がその意志を尊重し、万が一の時の判断を助けてくれるはずです。

財産について

金融資産について。預貯金や不動産、借入金がある場合も必ず書いておくべきです。死後に家族が知らずにいると、取るべき手続きを行えないという事態が考えられます。

保険について

主に生命保険が重要になります。加入している生命保険についての情報や、証券などをエンディングノートに挟めておいたり、一緒に保管しておいたりする方もいるようです。

暗証番号やパスワードについて

SNSやサブスクリプションサービスは契約を解消しないと、場合によって無限に請求が続いてしまう事態もありえます。加入している諸サービスをリストアップし、もしもの時に備えましょう。

死後について

葬儀や納骨、埋葬について。これも非常に大切な項目です。自身が亡くなったこと知らせてほしい人のリストなどを作成しておくとよいでしょう。また、どんな葬儀にしてほしいか。身内の方々だけで送ってほしいか、お世話になった方々をたくさん呼んでほしいか、希望がある場合はしっかり書いておきましょう。

思い出

純粋に自身の思い出を綴る項目です。家族との思い出、友人・知人との思い出、記憶に残る場所などを自由に書き残すページになります。エンディングノートとしてだけでなく、生前中に読み返すのはボケ防止にも効果的とされています。

家族や身近な方々へのメッセージ

エンディングノートのしめくくりとして、最後にメッセージを書き残しておきましょう。これまでの感謝や自身の死後への想いなど、できる限り家族や身近な方々にとって励みになるような言葉が望ましいかもしれません。

【使い方】エンディングノートはどこに保管すべきか

エンディングノートの保管場所とは

書く内容と同じくらい、エンディングノートは保管する場所も重要です。エンディングノートはもしもの時に見つけてもらえないと全く意味がありません。もしエンディングノートの存在が知られぬうちに自身が亡くなり、死後何年も経過した後にタンスの奥から見つかった場合、身近で関わる全員が後悔することになってしまうでしょう。保管場所の条件は以下の3点です。

・身近な方がすぐに見つけられる場所

・勝手に内容を読まれない場所

・盗難されにくい場所

代表的な例としては仏壇や本棚、机の引き出し等が多いようです。保管場所については、身近な方々の中でも一番信頼できる方だけに知らせておくべきでしょう。

まずは書いてみましょう!自由に自身の想いを綴るエンディングノート

ここまでエンディングノートについて簡単に解説してまいりましたが、エンディングノートには何も決まりがありません。もしもの時に備え、伝えたいことを自由に書き残すことが大切です。それが残された方々にとって少しでも力になればエンディングノートとしての役割を果たすことになります。エンディングノートを書く中で、葬儀に関する不安や疑問が生じた時には、めもりあるグループへお問合せください。

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