葬儀の基礎知識

室蘭の積み団子の作り方・お供え方を解説!

室蘭における積み団子の作り方についての画像

枕団子(積み団子)は、故人の供養のため、仏壇や枕飾りにお供えするもののひとつです。見たことあるという方も多いでしょうが、その意味や役割などについてはご存知でしょうか。また、実際に作り、供えるとなった時、作り方や供え方はすぐに思い浮かぶでしょうか。今回は、そんなもしもの時のために、枕団子(積み団子)の作り方や供え方、また購入する場合はどこで買えるかなどを紹介します。

 

枕団子(積み団子)の作り方

枕団子(積み団子)の作り方を紹介いたします。もしご家族・ご親族の中で詳しい方がいらっしゃれば、その方のレシピをご供養の心とともに受け継いでいくのがよろしいと思います。ここで紹介するのはあくまで一例ですので、参考にしていただいた上で、ご自身の進めやすい作り方を見つけてください。


1.ボウルに上新粉(230g)と水(200g)を入れる(水の量は2ができるまで少しずつ調整する)

2.耳たぶ程度の型さに練る

3.1個につき直径2cm程度に丸めた団子を計35個作る(一対作る場合は計70個)

4.アルミホイルを三角に折り、その上に団子を並べる

5.アルミホイルごと強火で約15分ほど蒸かします。

6.ふかしあがったら鍋から取り出し、うちわ等で扇ぐと艶が出ます

7.冷めたらアルミホイルを外し、懐紙に乗せて出来上がり

詳しい作り方は下記の動画を参考にしてください。



枕団子(積み団子)とは

前述の通り、枕団子(積み団子)は仏壇や枕飾りに供え、故人を供養するためのものです。宗派および地域の風習によって、団子の個数や供え方には違いがあり、また仏事によって団子自体の呼び方にも差異が生じます。このページでは、主に積み団子を紹介します。

 

室蘭における一般的な積み団子

ここ室蘭における一般的な積み団子は、計70個(35個×一対)の団子から成る5段の三角錐型です。ただし、宗派や寺院によっては、10個や49個、故人の年齢にちなんだ数が必要な場合があります。お付き合いされている寺院によって、都度確認が必要です。

 

室蘭において積み団子が必要な宗派

室蘭において供養のために積み団子が必要な宗派は下記の通りです。しかしながら、中には積み団子でも形状や個数が若干違う宗派もあるため、正しい形については住職など寺院関係者はじめ、我々葬儀社の者に聞いてみることをおすすめします。

 

○禅宗

・曹洞宗

・臨済宗

○浄土宗

○真言宗

○日蓮宗

○法華宗

○創価学会

 

枕団子には積み団子以外にも種類がある

積み団子と平団子の違い

お供えの枕団子の種類は、積み団子ひとつに限りません。パンケーキのような形状の「平団子」なるものもあり、これは主に浄土真宗の供え物として知られています。葬儀社である我々は、よく「うちで用意していたお団子はどちらだったかな」と困惑されるお客様をよくお見受けします。今一度、お付き合いされている寺院の宗派を確認してみましょう。

 

枕団子(積み団子)の供え方と注意すべきマナー

できあがった枕団子(積み団子)は、ただ仏壇や枕元に置くだけではなく、供える際の注意点がいくつかあります。お供えのマナーを守らなければ、寺院の方からご指摘を受けたり、お参りにいらっしゃる方々が違和感を覚えたりする可能性もあります。下記の供え方をご家族皆様で気を付けましょう。

 

・懐紙あるいは半紙を左の折り目が上になるように畳み、団子の下に敷く

・積み団子(三角錐)の角を故人へ向けない(自分側へ向ける)

半紙折り方の画像

 

団子はお皿にそのまま直に敷くのではなく、間に懐紙(かいし)を挟みます。懐紙とは、半紙を三角に折ったものです。元々は平安時代から見られる文化で、懐に入れる携帯用の和紙を指します。ハンカチやちり紙、ちょっとしたメモ用紙や便箋の代わりにも使われていたようです。これをお皿に敷くのは、茶道由来の形式で、諸説ありますが、箸や楊枝でお皿を傷つけないため、また丁寧に見せるため、といった理由が考えられています。

 

また、積み団子の向きにも注意が必要です。三角錐の角が決して故人(仏壇)へ向かないように置きます。お参りをする私たちから見て、「△」ではなく「▽」に見えるように供えるのが正解です。

 

枕団子(積み団子)はどこで買える?作らずに入手する方法

まず枕団子(積み団子)の主材料となる上新粉は、スーパーやドラッグストア等、多くの場所で販売されています。しかし、ご自身で作るとなると、やはりご負担にもなるでしょう。もう出来上がっている既製品があれば、お参りに対して少しでもゆとりが出るかもしれません。

 

私たちめもりあるグループでは、下記の店舗および斎場にて、枕団子(積み団子)の販売を行っております。事前にご連絡をいただければ在庫状況を踏まえて、お取り置きが可能です。価格は表の通りです。

 

室蘭市民斎場 雲上閣における団子の価格表(2022年11月現在)

 

品名  1対での価格(税込/軽減税率対象)  
 積み団子(3段) 1,512円
 積み団子(5段)1,944円 
 重ね餅(1合)1,080円 
 重ね餅(2合)2,160円 
 重ね餅(1升)4,860円
 49日餅(49個のお餅)5,400円 


室蘭で枕団子を購入できる場所

 

室蘭市民斎場 雲上閣

所在地:〒050-0082 北海道室蘭市寿町3丁目16-3

電話:0143-45-3033

 

枕団子は故人への大切なお供えもの、お困りの場合はお気軽にお問合せください

今回は、枕団子についての基礎知識を解説いたしました。宗旨により異なることもあるため、まずは菩提寺がどこか、どの宗派かを把握しておくことが必要です。その上で、枕団子(積み団子)のお供えが必要であれば、今回を機に作り方をぜひ覚えておきましょう。どうしてもご準備が難しければ、購入するという選択肢もあります。法事や仏事でお困りの際は、ぜひめもりあるグループにお問合せください。