葬儀の基礎知識
葬儀でビジネスバッグはNG?—男女別マナーと選び方(苫小牧市にも通じる基本)

公開日: 2025年11月7日 9:00
最終更新日: 2025年11月7日 09:00
葬儀での装いには細かなマナーがあり、バッグも色・素材・サイズに配慮が必要です。中には「黒なら大丈夫」とビジネスバッグを持つ方もいますが、これは不適切。苫小牧市の葬儀でも同様に避けるのが基本です。
本記事では、葬儀にふさわしいバッグの選び方と男女別マナーを整理してご紹介します。
男性は手ぶら、女性は小ぶりのバッグが基本
バッグの要否は男女で考え方が異なります。まずは大枠のルールから確認しましょう。
【男性】原則バッグなし。必要物は内ポケットへ
葬儀にビジネスバッグは不向き。男性は基本的に手ぶらで参列し、お香典・数珠・ハンカチ・財布・スマホはジャケットの内ポケットなどへ。膨らみが目立つ場合は中身を最小限に整え、スマートに。
どうしても荷物があるときは小型バッグ
手荷物が収まらないときは使用可。ただし大きいブリーフケースは避け、膝上や椅子横に置ける小ぶりのサイズに限定しましょう。式場はスペースに限りがあるため、他の参列者の妨げにならない配慮が必要です。
「シンプルだからビジネスバッグでも可」は誤解。持つならフォーマル向けのセカンドバッグを選びます。
【女性】荷物が多いため小さなフォーマルバッグを
女性はバッグ使用が一般的ですが、男性同様ビジネスバッグは避けます。ショルダーやリュックもカジュアル見えするため不向き。小ぶりのハンドバッグが無難です。
学生は制服+通学バッグで可
学生は制服での参列がマナー。学校指定の通学バッグで差し支えありませんが、キーホルダーなど華美な装飾は外しておきましょう。
葬儀で使うバッグのチェックポイント
ここでは、選ぶ前に押さえたいポイントを具体的に解説します。
色は“無地の黒”で統一
葬儀用は無地の黒が基本。喪服や靴・小物と色味を合わせ、刺繍や柄入りは避けます。サブバッグも同様にシンプルな黒を。
素材は布製が安心
ポリエステルやナイロンなどの布製が一般的です。
近年は、光沢のない牛革・羊革なら可という考え方もありますが、エキゾチックレザー(ワニ・ヘビ・トカゲ・オーストリッチ等)は不適切。苫小牧市周辺でもこの基準で選べば安心です。
光沢のないマット質感
「光り物を避ける」のが基本。エナメルやサテンなど強いツヤは控え、落ち着いたマット質感を選びましょう。
同じ黒でもツヤが強いと派手に見えるため、無地でもテカりのある素材は避けるのが無難です。
金具や装飾は“目立たない”が鉄則
底鋲以外の大ぶりな金具・装飾は不向き。故人を偲ぶ場では主張は控えめに、極力シンプルな意匠を選択しましょう。
キーホルダーやビーズは外し、留め具・金具も控えめなものに。ファスナーは構造上の金具であれば問題ありません。
ブランドロゴは控えめに
表面に大きなロゴ、総柄ロゴはマナー違反。ブランド品でもロゴが目立たないデザインなら可と考えましょう。
華美・個性の主張は場にそぐいません。控えめな意匠が最も安心です。
サイズは小さめが基本
バッグは膝上など手元に置くのが前提。男性はセカンドバッグ、女性は小ぶりのハンドバッグが目安。大きなハンドバッグ、ショルダー、トート、リュックはカジュアル感が強く不向きです。
荷物が多いときは“黒のサブバッグ”を
1つに収まらない場合は、A4までのシンプルな黒のサブバッグを活用。それ以上の大きさは黒でもカジュアル見えする恐れがあります。
サブバッグはトート型でも可。ただし、サイズは控えめに。
会場での“持ち方”マナーも忘れずに
持ち方・置き方にも配慮が必要です。以下のポイントを押さえましょう。
サブバッグも“葬儀仕様”を徹底
荷物が多い場合でも、キャラクター柄や派手色はNG。メインと同じく無地の黒を選びます。子ども連れでも同様です。
なお、サブバッグ“だけ”での参列はマナー違反。喪服には小さなフォーマルバッグを合わせましょう。
着席中は膝の上、または背と背もたれの間に
空席に置く、背もたれに掛けるのはNG。サブバッグは可能ならクロークへ。預けられない場合は椅子の下へ置く前に受付に一言添えると安心です。
苫小牧市の式場でも同様の配慮が求められます。会場案内の指示に従いましょう。
お焼香時は席に置いていく
お焼香で席を立つ際は、バッグは椅子に。お焼香台近くに置き場がある場合は案内に従って置いてから向かいます。事前に係へ確認するとスムーズです。







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