葬儀の基礎知識

【苫小牧市】親が亡くなったら何をする?はじめての手続きガイド【当日〜7日目】

親が亡くなったら何をする?はじめての手続きガイド【当日〜7日目】

公開日: 2025年6月20日 9:00

最終更新日: 2025年10月28日 09:30

身内のご逝去はそう何度も経験することではありません。突然「まず何をすればいいの?」と迷われる方が多いのが実情です。特に親が亡くなった場合は短期間で進める手続きが多く、期限が決まっているものもあります。本記事では、苫小牧市での流れを意識しながら、死後当日から7日目までに必要なことを時系列でわかりやすく整理します。

このシリーズでは期間別に必要手続きを解説しています。続きは以下からどうぞ。

親が亡くなったら何をすればいいの?【死後14日目~10ヶ月】の記事はこちら

親が亡くなったら何をすればいいの?【死後2年~5年】の記事はこちら

【当日】死亡が確認されたらすぐに行う5項目

当日は時間との勝負です。以下の5つを優先して進めましょう。

① 死亡診断書または死体検案書を受け取る

病院で亡くなられた場合は医師から死亡診断書を受け取ります。在宅でのご逝去で主治医がいる場合は往診依頼をして発行してもらいましょう(発行費用の目安は3,000~10,000円・保険適用外)。

主治医不在、事故・自死・死因不明などは警察を呼び、死体検案書の作成に進みます。検案書の費用相場は3〜10万円です。これらの書類は死亡届と一体の用紙になっており、提出後は原本が手元に残りません。相続や保険請求に備えて事前に数部コピーを取りましょう。

② 葬儀社へ連絡して方針を決める

当日中に葬儀社へ連絡し、安置場所や葬儀形式(家族葬・一日葬・火葬式など)を相談します。比較検討が難しい場合は、事前に数社の見積りを取っておくと安心。苫小牧市での式場・火葬場の空き状況も併せて確認するとスムーズです。

③ ご遺体の搬送・安置

病院での安置は数時間が一般的。自宅安置葬儀社の安置施設へ搬送するかを即決します。搬送手配は葬儀社が行います。

④ 退院(支払い)手続き

入院費等の精算が必要です。支払者・方法をめぐるトラブル防止のため、可能なら事前に家族間で取り決めをしておきましょう。

⑤ 近親者への訃報連絡

まずは三親等までの親族・勤務先等へ電話で連絡を。詳細未定の場合は「逝去の事実のみ」を簡潔に伝え、日時は追って通知する旨を添えます。連絡漏れ防止のため連絡先リストを作成しましょう。※お悔やみをSNSやメッセージアプリで送る際のマナーはこちら

【2日目】お通夜・届出・火葬許可の準備

2日目は式の準備と各種届出を並行します。

① お通夜の実施

祭壇・供花・会場案内などは葬儀社が手配します。喪主を決め、挨拶や弔問対応の段取りを確認しましょう。地域慣習があれば事前に共有を(苫小牧市周辺は参列者の会葬時間帯など地域差が出やすい点に留意)。

② 死亡届の提出(7日以内)

死亡届は死亡の事実を知った日から7日以内に提出。提出先は本籍地・死亡地・届出人の所在地いずれかの役所です。多くの場合、葬儀社が代行します。

③ 火葬許可証の取得

火葬許可申請書を提出し、火葬許可証を受け取ります(死亡届と同様に7日以内)。火葬当日に火葬場へ提出します。土葬の場合は埋葬許可証が必要です。

【3日目】葬儀・出棺・火葬・許可証の保管

① ご葬儀の施行

式次第・僧侶案内・会計などは葬儀社と最終確認を。会葬者送迎のためのバス手配や、霊柩車・霊柩バスの乗車人数も事前に確定します。

② 出棺・火葬

一般的には葬儀当日に火葬を行います。火葬場に火葬許可証を提出。苫小牧市内・近隣火葬場の混雑状況によっては時間調整が必要になることがあります。

③ 押印済み火葬許可証の受領・保管

火葬後、許可証に火葬執行済みの押印がされます。これは埋葬許可証を兼ねるため、四十九日後の納骨まで厳重に保管し、念のため数部コピーを取っておきましょう。

【5日目】健康保険の返却・資格喪失手続き

健康保険関連は期限が短いので要注意です。

健康保険証の返却・資格喪失届(5〜14日以内)

被用者保険(会社員等)は5日以内

勤務先が「健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届」5日以内に提出します。遺族は早急に訃報と必要書類の有無を連絡。

国民健康保険・後期高齢者医療は14日以内

返却先は市区町村役場です(苫小牧市役所窓口)。期限の14日以内を過ぎないようにしましょう。

【7日目】初七日/精算/領収書の保管

① 初七日法要

本来は没後7日目に実施しますが、近年は葬儀当日の繰り上げ法要が一般的です。僧侶手配・会場・会食(精進落とし)の有無を事前に葬儀社へ相談すると負担軽減につながります。

② 葬儀費用の清算

清算は初七日までに済ませるのが目安(当日精算のケースも)。支払い方法(現金・振込・カード)を事前確認しておきましょう。

③ 領収書の受領・保管

後日の葬祭費の支給申請や相続手続きで領収書が必要です。紛失しないようクリアファイル等で一括保管を。控えのコピーも作成しておくと安心です。

苫小牧市でのご葬儀・各種届出・火葬場手配に不安がある方は、地元事情に詳しい葬祭スタッフへご相談ください。めもりあるグループでは、死亡届等の代行、式場・安置・火葬の調整、初七日までの一連の段取りを丁寧にサポートいたします。

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